今や、全世界のウェブトラフィックの50%以上がボットなのだとか。
例えば、このブログ。ここ数年ほとんど記事を書いていないし、更新もしていません。1日のユニークアクセスは100そこそこ。一方、ボットと思われるアクセスはというと……
なんと、1000もあります。robots.txtでAI学習ボットを拒否しているにもかかわらず、です。
※robots.txtだけでは、行儀の悪いボットやスクレイピングはブロックできません。
このブログは全くお金をかけずに運営しているからまだいいですが、サーバー借りて独自ドメインで運営している人にとっては迷惑極まりないことです。だってボットにお金を払ってるのと同じですから。そしてコンテンツはしっかり学習されます。ただで飲み食いさせてお土産まで持たせてるようなものですよ。
最近ではAEO(アンサー・エンジン・オプティマイゼーション)なんて言葉が普通に使われるようになりました。自分のサイトがAIの回答で紹介されるように最適化するという意味です。
ただ、私はAEOの効果について懐疑的な目で見ています。
考えてみてください。AIに質問して答えを見つけようとしている人は、リンク先ではなく、AIの回答を求めているはずです。リンク先を開くという選択は自然ではない。そもそもの話、表示されたリンクを素直に開く人って意外と少ないですからね。
「○○について解説しているサイトを教えて」のようなケースだとリンク先を見るかもしれませんけど、少なくとも私はそのような質問はしないです。
あと、回答から別サイトに飛ばすとき、GPTはクエリを付けて判別できるようにしていますが、ほかのAIもそうだとは限りません。結局のところ、AEOがどれほどの効果をもたらしているのか、その真相は謎なのです。
昔ながらのSEO効果(検索流入)はどうでしょう。
検索流入の80%を占めるとされているGoogleが「ゼロクリック検索」を進めているため、期待できないというより、もはや未来がないです。元々Googleは個人サイトに対しては塩対応でしたし。
加えて厄介なのは、Google検索のボットが、AI学習も兼ねる「混合クローラー」であること。AI学習を拒否すると、もれなく検索結果にも表示されなくなるのです。※すでに検索結果に組み込まれているページは除く。
AEOにもSEOにも期待できない。訪問してくるのは人間じゃなくボットばかり。ってなると、個人サイトを運営しようとか、ブログで何かを発信しようっていう気にならないですよね。仮に始めても一定数はすぐやめるわけだし、今後、個人サイトを目にすることはほとんどなくなるんじゃないかな。
そして、さらに追い打ちをかけるムーブメントがもうすぐ到来します。
On September 15, 2026, Cloudflare will set updated defaults for new domains: bots classified as Training or as Agent will be blocked on pages that display ads, and Search will remain allowed.
Block AI Bots · Cloudflare bot solutions docs
2026年9月15日以降、Cloudflareで取得されるドメインにて、混合クローラーを含むAI学習ボットと、AIエージェント(回答時にウェブ検索するボット)がデフォルトでブロックされるようになります。
デフォルト設定で運用されるサイトは、当然AIの回答に使われることはありませんし、先述のとおり検索でもヒットしなくなります。新しいサイトとの出会いはもう、なくなるのです。AIの回答の品質にも少なからず影響するでしょう。
Cloudflareは全世界のウェブサイトの20%で利用されているとされ、リバースプロキシに限れば80%超のシェアを誇ります。そのような圧倒的な存在が「AI拒否」に舵を切ったということは、現状やはりAIボットはブロックするのが最善ということなのでしょう。
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